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★　物干し竿販売のトラブル　★

★手口★

たけや~さおだけ~
軽トラで物干し竿を販売している業者を住宅地で見かけることがあります。
「20年前と変わらないお値段です」「1本1000円」などとスピーカーで流しながら住宅地を回っていますが、この売り文句はほぼデタラメだと言っていいでしょう。

物干し竿下さい
1本1000円のつもりで買いに行くと、物干し竿屋は「2本からじゃないと売れない」「1000円の竿は質が悪い」などと言って、1本5000～10000円の竿を売りつけようとします。更に物干し台を50000～150000円もの高額で売りつけられる場合もあります。売値に幅があるのは、竿屋の言い値だからです。ですので「値引きしてあげる」なんて言われても、鵜呑みにしてはいけません。

竿屋のセールストーク＋α
「この竿はオールステンレスだから錆びない。伸縮式のやつは可動部から雨水が入ってすぐダメになる」
→確かに伸縮式の竿は錆びやすいみたいです。しかしホームセンターで買う値段の倍以上は確実にします。
「1000円の竿なんてほら、こんなショボイんだよ」
→ひょろひょろの竹竿を持ち出して、売りつけようとする竿と比べ始めます。
「1本1000円とは値引きのことだ」
→勘違いしたのは客の勝手、と強引に買わせようとします。
「ほら、こんな竿簡単に折れちゃう」
→客の物干し竿を手に取り、なんと折ってしまいます。物干し竿が無いと困るのと、恐怖で泣く泣く買ってしまいます。

★体験談★

『物干し竿の移動販売車が通ったので呼び止めた。竿1本7,000円で1本はサービスしてくれた。気をよくして物干し台も買うことにした。ところが、据え付け後値段を聞くと、台は60,000円という。高いと思ったが言い出せなかった。』

北海道消費者協会の事例より抜粋http://www.syouhisya.or.jp/

★対策★

竿屋が回ってきたら
無視しましょう。物干し竿を買うときはホームセンター、リサイクルショップをおすすめします。どうしても欲しい方は値段を確認してからお買い求め下さい。できるなら一人で買いに行くのも避けたいところです。

竿を買ってしまったら
《重要》消費者が自分で竿屋を呼びとめ、購入した場合はクーリングオフは適用されません。
たとえ法外な値段だとしても、売買契約が成立した後では、消費者が一方的に解約できません。せいぜい値引き交渉の余地があるくらいです。

ですが、誤解を生むようなセールストークや無理矢理買わされた、買うまで帰してくれなかったといった場合は、消費者契約法に基づき、契約の解除ができます。その際、その証拠を消費者が証明する必要がありますので、あいまいな態度をとらずに「帰りたい」「必要ない」などと自分の態度を明確にしておくことが重要です。後日証拠となるように、やりとりをメモしておいたり録音をしておく必要があります。

★まだまだ物足りないぜ★

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