「楽して金儲けをしたい」と思いたって早や10年。
紆余曲折を経て「楽して金儲けはムリ」だと分かりました。
ところが世間にはウマイ話がごろごろ転がっているようです。
「三ヶ月で投資額が倍になる」
「人を勧誘すれば寝ていても収入がある」
「100億の興行収入が得られる映画に出資してくれ」
・・・等々冷静に考えればありえない!にゃにゃにゃにゃ~い!儲け話が満載です。
そしてそんな儲け話に乗った人がこれまたわんさかいるみたいで、やれ被害総額100億円だの、被害者の会を結成などといったニュースが度々世間を賑わせています。
私は声を大にして言いたい。「いやいやいや!あなた達恥ずかしくないの?!」
そりゃ騙した連中は掛け値なしに悪いですよ。でも傍から見たら「何でこんな連中に騙されるの?」って思っちゃいますよ、実際。
(例)こんな連中
無理やり投資させられた人がいたらお気の毒です。しかし大部分の人は濡れ手で粟を夢見て投資したんじゃないのかな?
被害者の会なんて「私達はありえないような儲け話に乗って、虎の子のお金を突っ込んだ愚か者の集まりです」という風にしか見えないのですが・・・?
私はこんな事件が繰り返されるのは、《お金に関する無知》が大きな原因なのではないかと考えています。
例えば出資法では、銀行や保険会社などの金融機関以外の業者が、元本保証を謳って不特定多数の顧客から、資金(預託金)を集めることを禁じています。
これだけでも知っていれば、怪しげな連中の被害に遭うことは無かったのではないでしょうか?
つい最近まで、お金の事をおおっぴらに語るのは避けられてきました。日本でもやっとお金儲けを是とする風潮となってきたのは大変良いことだと思いますが、それにつけこんで何も知らない消費者をたぶらかす連中は後を絶ちません。
また「お金儲けなんて興味ないわ」なんて人も多いと思いますが、そんな人が一番危ないんです。免疫ができていないから、ちょっとしたことですぐ重態になってしまいます。
『お金』の知識を普段から自然に取り入れて過ごしていくことで、「いざ」という時に適切な対応ができるようにしていきましょう。